◆サガさんのゆううつ・1◆

 

穏やかな光が射しこむ双児宮・・・そこでは二人の男の怒鳴り声がこだましている。

 

「おい、カノン。サガから身を引け!」

「なんだよ、お前こそサガのことを諦めろ!」

「はっはっはっ!カノンは面白いことを言うなあ!」

「何ぃ!?」

「諦めるも何も、私とサガは相思相愛だからなvv」

「この野郎、言わせておけば・・・!」

 

アイオロスとカノンの不穏なコスモが充満している双児宮のリビングで

サガはただただオロオロとするばかりであった。

 

「アイオロス、カノン、やめてくれ・・・」

「黙っててくれ、サガ。これは私とカノンの問題なんだ」

「俺とお前だと!?問題があるのは明らかにお前のほうだ!」

 

ゴゴゴッと双児宮が揺れだし、今にも二人が千日戦争に突入しそうなので、

サガは教皇シオンに助けを求めに教皇の間に足を運んだ・・・

 

「教皇!あのままではアイオロスとカノンが千日戦争に・・・」

「どうしてそのような事になったのじゃ?」

「実は、かくかくしかじか・・・」

「ほうほう」

 

ここでうろたえるな小僧!が出なかったのは奇跡と言ってもいい。

聖域(と言うよりシオン)はヒマだったのだ。

 

「デスマスクよ、何か良い案はあるか?」

「はっ、私ですか?そうだなあ・・・」

 

なぜか近くにいたデスマスクに声がかかった。

今までの経験上、デスマスクに名案など浮かぶはずがないと思ったサガだが、

藁にも縋る思いでデスマスクを見つめる。

数分間思案したのち、デスマスクはふと、昨夜観たバラエティー番組を思い出した。

 

「教皇、こういうものは・・・ごにょごにょ」

「おお、蟹にしては名案じゃのう!今すぐ用意じゃ!」

「はっ!」

 

返事をするとデスマスクは十二宮の黄金聖闘士に召集をかけた。

 

「一体、何が始まるというのだ・・・」

 

サガは訳がわからないまま教皇の間の隣の会議室で皆が来るのを待っていた・・・


 

 

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アイオロスとカノンの間でオロオロするサガは色んな意味でありえないYO!
サガがものすごく受々しい感じです・・・